緑内障とは

緑内障とは

緑内障は眼圧の影響によって視神経がダメージを受ける病気です。
末期まで視力(ぼやけるかくっきり見えるか)は低下せずに少しずつ視野(見える範囲)が狭くなっていくのが特徴ですが、中心部分は見えているため自覚症状はほとんどありません。
そのため以前は末期になるまで発見されない病気でしたが、現在は眼底検査(眼の奥を調べる検査)によって、ごく初期の緑内障も見つかるようになりました。

治療

早めに発見して治療を開始すれば、見え方に困るような状態になることはほぼありません。眼圧をコントロールすることが重要で、検査を繰り返しながら、いくつかある目薬の中からその患者さまに最もよく効くものを見極めていくことになります。
(場合によっては手術が必要になることもあります。その場合は、大学病院にご紹介させていただきます)

ポイント

緑内障は、日々のフォローアップが大切で、患者さまには通院を続けていただく必要あります。その際、何がどう変わっているのかよくわからないといったことがないよう、当院では何のためにどのような検査をしているのか、今の目薬はどれくらい聞いているのかなどを、わかりやすくご説明するようにしています。

35歳を過ぎたら一度、緑内障の検査を

35歳くらいから緑内障になる方が増えてきますので、30代後半もしくは40代になりましたら、一度検査を受けておくことをお勧めします。検査では「眼圧」「視野」「眼底」の3つを調べますが1時間もかかりません。また予約制ですので、お待たせすることもありません。ただし、検査後2〜3時間は焦点がぼやけるため、お車の運転は避けてください。